「仕事、楽しくないなぁ…。」
誰しも、1度は感じたことのあるこの感情。面倒なプロジェクトや業務がある時だけなら、なんとか頑張れるもの。
しかし、“楽しくない・つまらない・味気ない”が毎日続くと、精神的にも肉体的にもつらくなってきますよね。
「楽しくないし、辞めたいなぁ」と思っているだけでは、何も変わりません。つまらない毎日がどんどん積み重なり、最終的にあなたの人生がつまらないものとなっていくだけです。
仕事の楽しさは人生の楽しさに直結するもの。

人生の1/3を占めるという仕事の時間。せっかくなら楽しく過ごしたい!
しかし、いざ行動を起こそう!と思っても、何をしたらいいの?と悩んで、一歩を踏み出せない方も多いでしょう。

行動を起こす前に、対策すべき問題をはっきり知っておく必要があります。
この記事では、「仕事が楽しくないから辞めたい」と感じる方が、次の一手をとる前に知っておいてほしい内容になっています。
- 仕事が楽しくなくてモヤモヤする
- 辞める理由が「楽しくないから」は、なんとなく不安
- 充実した社会人生活を送りたい

一緒に明るい充実社会人ライフを目指しましょう!
タカヒロ
・とりあえずで医療系の会社に就職。やりがい感じずダラダラ仕事。
・当時の口癖「仕事めんどくせぇ〜」
・一念発起して8年目にして転職。
・新しい会社で人間関係に恵まれ、年収600万で生き生き仕事中
仕事が楽しくない時に注意すべき6つの理由

1.人間関係が楽しくない
・同世代の同僚がいない
・親身になってくれる先輩や上司がいない
・業務関連の必要最低限の会話しかない
・表面上は笑顔でも距離感がある
上記のような状況を不満に感じている人は、会社の人間関係に理想を求めすぎであると言えます。
ドラマのように、“衝突しつつも励まし合って、絆ができるキラキラした関係”というものは、完全にフィクション。
会社の人間関係は、時には競争したり協力したり、会社から比較されたり…。利害関係も含んだ非常に複雑なもの。
学生時代のような楽しい人間関係を期待していては、どんな職場も楽しくなくなってしまいます。
しかし、「楽しくない」から、「苦痛でつらい」に変化しそうな場合は、注意が必要です。特に、
- パワハラやセクハラがある
- 過剰な叱責をよくされる
- 嫌いすぎて我慢できない程の相手がいる
等、大きなストレスに繋がる人間関係は危険性が高いです。辞めたいな、疲れたなと思っているうちに、気付いた時にはもう遅く、身動きがとれない状況になっていた…なんてことも。

心身に深刻な影響が出る前に環境を変えることをおすすめします。
2.仕事が簡単すぎて楽しくない
例えば、「小学校の計算ドリルを毎日やれ。それが仕事だ。」と言われたとしましょう。給料をもらえたとしても、今さら小学校レベルの作業をやるのは苦痛ですよね。
仕事も同様です。簡単すぎて、やりがいを感じることすら難しいレベルの業務ばかりでは、楽しさを感じることは非常に困難。
この場合は、日々の業務を片付けるだけではなく、責任のある仕事をしたい意思を上司に伝えるのが◎。
後述する、対策2.上司に直談判!の項目を参考に、自分の強みを活かしたアピールをすると良いでしょう。
3.楽しみを見出していないから楽しくない

楽しみは向こうから勝手にやってくる訳ではありません。こちらから努力して見つけることで初めて感じることができるのです。

受け身の姿勢では、楽しさを見つけるのが難しいんです。
受け身の姿勢でありがちな状況
- 仕事は言われたことをこなすだけ
- 明確な目標を設定していない
- 仕事に関する知識や技能を深める努力をしていない
最も手っ取り早く受け身を脱するには、「明確な目標設定をする」こと。
日々の業務の中で、「○時までに終わらせる」や「締め切りの△日前に提出する」など、比較的簡単に達成できる目標からはじめてみましょう。
目標を達成するために、工夫したり、時間の使い方を見直すようになるでしょう。すると、自分なりのスタイルが確立し、仕事を楽しいと感じられる土台ができあがります。

誰かから与えられた目標ではなく、あなた自身が設定した目標であることが重要です。
さらに、あなた自身がどんなことに楽しさを感じるのか、得意なことや不得意なことはあるか、改めて思い返してみましょう。仕事の楽しみを見つける上で、ヒントになります。
改めて自身を見つめ直してみると、
・「自分の得意、不得意が把握できていない。」
・「楽しくない毎日を過ごしていたら、自分の事もわからなくなってきた…。」
・「そもそも、この仕事に向いていないから楽しくないのでは?」
等という悩みが出てくることもありますよね。そんな方にぴったりなのがグッドポイント診断。転職活動の際に役立つの自己分析ツールですが、今の自分を客観視したいときにかなりおすすめです。
リクナビに登録することで利用できる「グッドポイント診断」は、転職をしなくてもとても役立ちます。「自分の長所を知る」ということは仕事上ではもちろん、様々な人間関係に影響してきます。友人関係、恋愛などで上手くいかなかったことが、自己分析しただけで「サラッと」上手くいってしまうことがあるんです。

「自分はこういう人間だ」とすぐ言葉に出来ないのは痛手ですよ
もちろん、転職活動で自己アピールをする上では自己分析は必須です。上辺だけのアピールはすぐに見透かされてしまうので、これを機に自己分析をしてください。自分に合った職を見つける上でも重要ですよ。
ちなみに私は「悠然」「挑戦心」「親密性」「受容力」「感受性」が強みでした。

これ、かなり当たってました(笑)30分かかるのですが、その分かなーり本格的。細部に渡って診断するので、詳細にグッドポイントを見つけることが出来ますよ。
自分で気付けない長所も教えくれたので、以前よりも格段に自分に自信を持つことができるようになりました。
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4.真剣に仕事に取り組んでいないから楽しくない
仕事に対する姿勢は周囲に伝わります。
「これくらいでいいだろう。」「これくらいなら手を抜いてもバレないだろう。」
こんな風に考えてしまうこと、ありませんか?それ、結構な確率でバレています。
自分ではバレていないと思っていても、周囲の人が気付かないふりという大人な対応をとってくれているだけ。あるいは、あなたに期待をするのをあきらめただけかもしれません。
例えば、あなたが上司だったら、どちらの部下に責任のある仕事を任せたいと思うでしょうか?

この仕事をお願いできるかな?ちょっと手が離せなくて…。マニュアル通りに処理すれば簡単だから。

それって私がやる必要あるんですか?

わかりました!今すぐ取り掛かります。
雑用も笑顔で引き受けてくれた方が、頼んだ側も申し訳なさが軽減しますよね。そして、次はもっと責任のある仕事を任せたいと感じるのではないでしょうか。
さらに、たとえ雑用でもきっちりこなすことができれば、感謝されます。すると、引き受けた側もハッピーになり、仕事を楽しいと感じるようになるのです。

定期的に、上司の立場になったつもりであなた自身を評価してみることも大事なんだ!
5.希望の企業・業種じゃないから楽しくない

まず初めに、こちらのグラフを見てください。

やりたかった職に就いた場合、80%もの人が仕事を楽しいと感じています。一方、やりたかった仕事ではない職に就いた場合、楽しいと感じる人は40%程度。
やりたかった仕事をしている人は、そうでない人に比べて「仕事が楽しい」と思う割合が2倍という結果に。

希望していた仕事か否かは、仕事の楽しさに深く影響しているんだ!
しかし、「やりたい仕事に就いたら楽しい毎日になるんだ。転職しよう!」等、軽い気持ちで今の仕事を辞めるのは、あまりおすすめできません。
どんなに華やかで楽しそうな仕事にも、キツイ部分や面倒な雑用があります。この現実を忘れ、希望の業界・職種を理想化している方が、軽い気持ちで転職するのは非常に危険!
仮に希望の職に就いても、思い描いていた理想と現実にギャップがあった場合、必要以上に苦しんでしまうことになりかねません。「この仕事でもダメなら、他に選択肢がない…」と感じて、追い詰められてしまう危険性があります。
6.結果が出せないから楽しくない
こちらは「仕事を楽しいと思うときランキング」。

特に、上位3位に注目してみましょう。
例えば、1位の感謝されるとき。顧客や他の人に喜ばれるのは、相手の利益に役立った結果、つまり仕事の成果が認められた時です。
同様に、2位・3位も、直接的あるいは間接的に仕事の成果が出た時に、楽しさを感じている人が多いことがわかります。

「仕事の成果が出たとき=仕事を楽しいとき」なんだ!
また、現職で成果を出すことは、転職する際も非常に有利。「採用したら会社のメリットになる」というわかりやすいアピールポイントになります。
仕事の楽しさを感じるには、成果を出すことがかなり重要であることがお分かりいただけたでしょうか?しかし、「よし、成果を出そう」と思ってすぐに出来るものではありませんよね。

仕事を楽しむってそれなりの時間と努力が必要なんだ…!
仕事を楽しむための対策5選

楽しくない仕事を、少しでも気楽にこなすために有効な5つの対処法をご紹介します。あなたが“感じる楽しくない理由”に合った対策の参考にしてみてくださいね。

今後、どんな職場で働くことになっても、使える方法ですよ!
1.同僚、先輩の意見を聞く
1つの年代の先輩だけではなく、できるだけ多様な年齢層の先輩に意見を聞いてみましょう。
経験談を聞く際のポイント
- 楽しいと感じるのはどんな時か?
- 仕事が嫌になった時はどうしているのか?
- あなたと同じ年齢の時はどう仕事と向き合っていたのか?
などなど。少し先を行く先輩たちの経験は、あなたの悩み解決の手助けになるでしょう。

同じ職場環境での話だから、とても参考になりますよ。
2.上司に直談判!ただし…
- もっと責任のある仕事をやってみたい!
- 新しい業務に挑戦したい!
- 業務量を増やしたい!
このような向上心が根にある要望は、上司に直談判してみましょう。もっと仕事をしたい!という趣旨で交渉すれば、上司側もぽシティブに検討してくれるはず。
ただし、あなたが意見を言える立場であることが前提です。
社会では、意見等を提案する際、何を言うかではなく誰が言うかが非常に重要な場合があります。
極端かもしれませんが、例えば、あなたが「嬉しいなぁ、ありがとう。」と感謝された時を想像してみてください。
誰が言うかが重要である例

「嬉しいなぁ、ありがとう。」

「嬉しいなぁ、ありがとう。」
同じセリフでも、発言した人によって意味合いや言葉の重さが変わる感じがしませんか?
このような現象は日常的にも起こりえます。
- 1人で業務ができない
- 何も成果を出していない
- 頻繁に遅刻する、サボる
このような勤務態度の部下に、業務改善や昇給の打診をされても、上司は困ってしまいます。最低限やるべきことすらできない人の話は、誰だって聞くのが嫌なのです。
しかし、「いつまでたっても言える立場になれないよ…。」と落ち込む必要はありません。
- 勤務期間が半年以上
- 大きなトラブルを起こしていない
- 頻繁に遅刻していない、サボってない
これらの条件を最低限クリアしていれば、意見を言える立場であると言えます。必ずしも大きな成果を出す必要はありません。

新人諸君、半年黙って仕事せよ
働く力は、生きる力。今は仕事がツラくても、きっと輝く明日がくる。仕事のコミュニケーションはこの1冊でだいじょうぶ!働く力が育つ本。
引用:Amazon
3.仕事以外で人生を楽しんでみよう

多くの人は、1日のうち、24時間全てを仕事につぎ込んでいる訳ではありません。休日や平日の仕事終わりなどのちょっとした空き時間などのプライベートを最大限に充実させてみましょう。
激務でプライベートの時間が一切とれない…と悩んでいる方は、とりあえず休みましょう。仕事で消耗した心身をリセットする時間があってこそ、仕事を楽しめる余裕を持つことができるのです。

心の余裕は、質の高い仕事にも必須!
また、過重労働が常態化の職場で働いている方には、早めの転職をおすすめします。生きるうえで必要な休息がとれない環境では、身体的・精神的な健康被害に繋がってしまいます。

限りある人生の時間。楽しくない仕事だけで埋めるのは、かなりもったいないです!
>>プライベートも充実できる優良企業多数!おすすめ転職サイト
4.とりあえず形だけでも熱意を表明する
すぐできる熱意表明
- 言われたことは考える前に行動する
- 愚痴や文句は封印
- 早めに出勤し、だれよりも元気に挨拶
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」
アメリカを代表する心理学者ウィリアム・ジェームズ(1842~1910)
気持ち(=楽しい)が行動(=笑う)が起こるのではなく、行動から気持ちがついてくるという意味です。この言葉は心理学的な面からだけではなく、最近の研究で脳科学的な面からも証明されています。
脳研究者である池谷裕二さん著の「脳には妙なクセがある(扶桑社)」では、笑顔を作ることで、楽しい気持ちになれる“脳のクセ”が紹介されています。

とりあえず行動を起こすことで、そのうち気持ちも伴ってくるんだ。

「ウィリアム・ジェイムズ入門: 賢く生きる哲学」
19世紀のアメリカに生き、哲学と心理学に大きな影響を与えたW・ジェイムズ。彼の“プラグマティズム”の哲学は、主義・主張が乱立する現代を生きる私たちに、賢く、たくましく生きるためのヒントを数多く示している。彼の哲学をわかりやすく解説しその核心が表れている彼自身の文章を紹介した、“人生の友”ジェイムズを読むための初のガイド。
引用:Amazon

「脳には妙なクセがある」
あまりにも人間的な脳の本性!
最新の知見をたっぷり解説!◎恋に必須の「シュードネグレクト効果」
◎「オーラ」「ムード」「カリスマ」…見えざる力に弱い理由
◎「他人の不幸」はなぜ蜜の味?
◎「損する」でも「宝くじ」を買う理由
◎就寝前が「記憶」のゴールデンアワー不可思議さに思わず驚嘆!
脳にはこんなクセがある!◎「行きつけの店」にしか通わない理由
◎何事も始めたら「半分」は終わったもの?
◎脳はなぜか「数値」が苦手
◎「笑顔をつくる」と楽しくなる!?
◎「心の痛み」も「体の痛み」も感じるのは同じ部位
◎歳をとると、より幸せを感じるようになる理由
◎「今日はツイテる!?」は思い込みではなかった!
◎脳は「自分をできるヤツ」だと思い込んでいる脳科学の視点から「よりよく生きるとは何か」を考える一冊!
引用:Amazon
5.最後の選択肢「転職」
「楽しくないから」という一点だけを理由に転職することは、あまりおすすめできません。
しかし、以下のような場合、転職という変化が良い方向に進むきっかけになるため、真剣に検討するのが良いでしょう。
転職を検討するべき
- 「楽しくない」以外にも要因がある場合
- 「楽しくない」が「つらい、苦しい」に変化しそうな場合
- 「楽しくない」が長期にわたる場合
特に、転職理由は1つではないことも多いもの。様々な要因がある中で、我慢するのも1つの選択肢ですが、思い切って新しい環境に飛び込むのも◎。
新しい職場に変わることで、気持ちがリセットされます。すると、同じような業務でも、楽しむ余裕が生まれ、業務効率UPや成果に結びつく等、良い循環に入ることも!
パワハラ・セクハラ・過度な時間外労働・低賃金等、ブラック要素のある職場からは早急に転職しましょう
転職サイトと転職エージェントはどちらを登録するのが良いのか?
転職サイトと転職エージェントはそれぞれメリット・デメリットがあります。
- まずはどんな求人があるのか見てみたい人
- 具体的な転職時期は考えてないけど、ひとまず情報を知っておきたい人
- 転職エージェントからの電話がわずらわしい人
- 具体的に転職を進めていきたい人
- 一人で転職活動を進めていくのが不安な人
- 転職に必要な書類などの書き方のアドバイスが欲しい人
転職サイト
ひとまず求人情報が知りたい人、自分に合った職はあるのか知りたい人は「転職サイト」がおすすめです。
なぜなら、無料で登録するだけで多くの優良求人を検索することができるからです。人に急かされず、自分のペースで職を探したい方には「転職サイト」がおすすめです。
しかし、マイペースに求人を探せる分、アクションは自分で起こさなければいけません。具体的に転職を考え始めているのであれば「転職エージェント」に登録をしましょう。求人情報を知りたいだけであれば「転職サイト」への登録だけで良いです。
転職エージェント
具体的に転職に向けて動き出したい、一人で進めていくのは不安、という方は「転職エージェント」をおすすめします。
転職エージェントはスタッフとともに相談しながら転職活動を進めていきます。無料で色々なアドバイスをしてくれるので、非常に心強いです。特に初めての転職であれば、転職すること自体が正しいのかどうか不安なことでしょう。知識のある専門のスタッフが一緒に伴走してくれるので、安心感が半端ないです。
スタッフと面談などのやり取りが必要になりますが、その分自分の要望や強みを生かした求人を探すことが出来ます。

転職の時に必要な書類の書き方も教えてくれるので、すごく心強いですよ。
まとめ

そもそも昔から人間にとって、労働は決して楽しいものではありません。
西洋では、「神様が人間に与えた罰=労働」という概念があるほど。世界的にも、仕事は楽しくないのがデフォルトだと言えるでしょう。
「そうは言っても、世の中には仕事を楽しんでいる人もいるのに、あきらめるのは悔しい。」
そう強く感じるなら、行動を起こすべきです。
また、人と仕事には相性というものがあります。そのため、あなたにとって仕事を楽しめる職場と、そうではない職場が存在するのは当たり前。

今の職場が全てと思わず、見切りをつける勇気を持つことも選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
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